われわれはいかに働きどう生きるべきか

マネジメントの神様、P.F.ドラッカー。
ドラッカーの著書はすべて有名だが、私にとってはボリュームが多く、とっつきにくい。
今回たまたま巡り合ったこの本は新書版でとても読みやすい。
ドラッカーが対話形式で私たちの疑問に答えてくれるという構成になっている。
ドラッカーの思想のエッセンスがシンプルに分かりやすく表現されている。

特に私にとって腹に落ちした部分を取り上げる。
必要なことは、強みを見つけ、その強みを発揮させることです。…
人は誰でも限界を持ち、弱みを抱えています。しかし、それらのものからは何も得ることができません。いかに動機づけを図ろうとも、それは無益な試みと言えます。
強みを生かすことは当然だが、同時に弱みを克服しようとしてしまっていることが多い。
しかし、ドラッカーは弱みからは何も得るものがない。と言い切っている。

私の職場では、ある同僚が、上司からできない部分を責め続けられる光景をよく目にする。
毎日、言われるものだから、その同僚はモチベーションが下がっている。
人は誰でも、自分に誇りを持ちたい。仕事に誇りを持ちたい。上司にも誇りを持ちたい。誰もが自分を馬鹿にしているようなもののために働きたくはないのです。
誰でも、弱みはもっている。
ことさら毎日弱みを強調されてしまうとやる気はでない。
そんな職場では働きたくなくなる。

ドラッカーはこの著書で「人」に注目している。
マネージャーも上司も同僚も顧客も、結局は「人」
「人」として、いかに働き、どう生きるべきか?
この本質をドラッカーはこの著書で私たちに語りかけている。

これからの人生で何度も読み返したい一冊。

われわれはいかに働き どう生きるべきか ドラッカーが語りかける毎日の心得、そしてハウツー [ P.F.ドラッカー 述 ]
われわれはいかに働き どう生きるべきか ドラッカーが語りかける毎日の心得、そしてハウツー [ P.F.ドラッカー 述 ]