「哲学する仏教」というを読みました。
私の興味の対象である「哲学」と「仏教」が一緒になった本。
ということで思わず手に取り読んだところ、図らずも面白い本でした。
この本は、かつて内山興正が書いた「進みと安らいー自己の世界」という著書に記された「自己曼画」に絵がかれた思索(哲学)を、弟子筋にあたる僧侶と哲人が自らの考え方を交えながら解説していく。という解説本の内容になっています。
内山興正さんは曹洞宗の僧侶(故人)で、詩人としても作家としても知られていた方です。
そして解説しているのはこの4名この方たち。そして各人がこのようなテーマで解説しています。
藤田 一照 (僧侶) :座禅・安らいつつ進む道
山下 良道 (僧侶) :マインドフルネスという黒船来航前の内山老師
ネルケ 無方(僧侶) :内山老師のいきづまり
永井 均(哲学者) :内山哲学は仏教を超える
本来は、内山興正の「進みと安らい」を先に読んでから、この解説本を読むべきだったんですが、この4人の考え方や思想・哲学が4人それぞれ面白くて、これだけ読んでも読みごたえがある本でした。
次は、「進みと安らい」を読んで、またこの本に戻ってきたいと思います。
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