50代を上手に生きる禅の知恵

私の心のメンター枡野俊明さんの著書「50代を上手に生きる禅の知恵」を読みました。
枡野俊明さんは曹洞宗徳雄山建功寺の住職でありながら、大学教授、庭園デザイナー、そして作家と、多彩に活躍されているお坊さんです。

私は今53歳、だったかな?
もう年を数えるのも面倒になるぐらいまで生きてきました。そろそろ定年のことを考える年です。
ですが、最近よく言われている「人生100年時代」
そうだとしたら、私はようやく折り返し地点を少し過ぎたところ。
まだ人生半分残っている。
じゃあ、この人生をもっと意味ある人生にしたい。
最近、そんなふうに思うようになりました。
そこで手にしたのがこの本です。

40代までは子供が高校生、大学生でまだまだ自分の人生について改めて考える余裕はなかった。
でも子供が就職し自立していく中で、自分自身の人生について考える時間が増える。
そういう自分もまさにその年代です。

枡野さんは本書で「50代は一度しかない黄金の十年間」と言います。
50代からでも夢を持つことに意味がある。心の余裕をもって、二度目の旅を楽しむ。
本来人間は、生まれながらにして清廉な仏をもっている。欲望や執着心を捨て去って、その清廉な自己に目を向けて、自分の中にある仏が示してくれる道を歩く。
幸せとは?枡野さんは続けます。
「幸せになる一番の方法は、自分が不幸せだと思わないことです。」
いつも現状に不満を持ち、誰かと比較ばかりしている人は「不幸思考」だと。
そうではなくて、毎日起きる小さな幸せに身をやること「幸福思考」に心を切り替える。
これが幸せになる一番の方法だと。

後半の人生、社会に貢献して自分も豊かな人生を送るために、
私はこんなモットーを決めています。

健康 … まず先祖からお借りした命を健康に保つ。これは最低限の責任。
自由 … 好き勝手にやるということではなく、自立するということ。経済的にも精神的にも。
進化 … 先祖からお借りした命を、少しでも成長・進化させる。
借命継承 … そして、お借りした命を使って社会貢献をして、次の世代に命をつなぐ。

そして今回学んだコトバ「幸福思考」

このコトバを毎日思い出して、後半の人生を豊かに過ごしたいと思います。

50代を上手に生きる禅の知恵【電子書籍】[ 枡野俊明 ]
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